≪NLP神経言語プログラミングとは≫

1960年代に心理学の世界には、認知心理学を中心に認知革命と呼ばれる新たな展開がありました。それは『情報処理システムとしての人間』という新しい視点を心理学に持ち込んだことです。

人間の心理構造にあるさまざまな葛藤や問題をコンピューターのプログラムと同じモデルで処理をする。つまりそのプログラムをよりよい方向に修正していく=書き換えることが出来るということ。そしてそのためのさまざまな手法がNLPを中心に開発されました。

1970年代のはじめ、カリフォルニア サンタクルズにあるカリフォルニア大学の言語学助教授ジョン・グリンダーと数学者であったリチャード・バンドラーは、当時アメリカでは最高峰といわれた3人の著名な心理療法家の卓越したコミュニケーションの能力に着目し、かれらの言動を中心に、分析した結果、彼らが自分で意識するしないに関わらず、また、その人の流儀に関わらず、共通のコミュニケーションのアプローチ法を使っていることが分かりました。

そこから、その方法とエッセンスを抽出・編成して、、それが誰にでも使用可能なものとしてパターン化し、誰でも簡単にコミュニケーションのエキスパートになれる体系を確立しました。

それが神経言語プログラミング『 Neuro  Linguistic  programming 』。

この3つの言葉の頭文字をとって付けられたのが、「NLP」です。

私たちは五感を通して、外からの情報を受け取っています。

そしてその情報を頭の中で思考や行動に整理し、自分や他人とコミュニケーションに使う言語に変換します。

その変換の仕方は人によって違いがあり、その違いはその人独自にプログラミングされた違いによると考えられます。

その人それぞれの違いを、違いとして活かしながら、よりよいコミュニケーションをするためにNLPは開発されました。

NLPは、私たちの五感を使って無意識の領域にアクセスし、その人が望んでいるものを引き出します。神経と言語の相互作用が、われわれの思考や行動にどのような影響を与えているのかを知る手がかりをNLPは与えてくれます。

そのためNLPは、『脳の取扱説明書』ともいわれます。